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執筆者の写真院長

狂犬病

先日テレビドラマ「朝顔」を観ていたら、なんと狂犬病の話題が。

ご覧になった方もいらっしゃると思います。

海外で犬に咬まれて、帰国後に発症という例です。


数年前に確か横浜と大阪で実際にあった事例で、フィリピンで犬に咬まれ、日本に帰ってきて発症。お亡くなりになったということが実際にありました。


狂犬病は、狂犬病ウィルスを持った犬に咬まれ、感染・発症すると100%死亡する伝染病です。しかし、咬まれて感染したとしても、発症さえ抑えれば良いわけです。

海外でもし犬に咬まれたら、すぐに病院に行き、発症を抑えるためにワクチンを打ち、さらに医師の指示に従い、発症を抑えるプロトコールを実施することをして下さい。

狂犬病常在国には、狂犬病科という専門科もあると聞きます。


幸い日本国内では、犬から人へという感染は、1956年以降は報告されていません。

だからと言って、絶対安心ではありません。

ロシアの漁船は、船の守り神と称して犬を乗せてくることがあるそうです。その犬が北海道へ着岸。逃げ出すこともあるそうです。

ロシアや中国のような社会主義国は、正確な情報を他国に出さないので、ロシアが狂犬病清浄国かどうかはハッキリしません。

ということで、犬達が狂犬病ウィルスを保有しているかどうかは不明です。


もし、保有していれば、野生動物などを介して一気に拡がりを見せるでしょう。


狂犬病ウィルスは、咬み傷から侵入するので、今回の新型コロナのように、空気感染・飛沫感染ではないので、コロナほどのスピードで拡散することはないと思いますが、やはり恐ろしいウィルスと言っても良いと思います。


以前のブログで、狂犬病ワクチンの接種率を書いたと思います。狂犬病予防法により、義務接種とされているのに、接種率は約40%しかありません。

一度、国内に入り込むと厄介な話になります。


令和3年に入り、3月2日より令和3年度の狂犬病ワクチンが接種出来るようになります。

もし、まだ打ったことがないという飼い主さんやここ何年かサボっちゃってますという飼い主さん、いらっしゃいましたら今年はちゃんと接種しませんか?


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