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執筆者の写真院長

ハムスターの出来物・続き(ハムスターの腫瘍2)

更新日:2021年1月28日

ちょっと、グロ的な画像もあるので、苦手な方は、見ないで下さい。

8月の中旬は、ハムスターの腫瘍のオペが数例続きました。


まずは、胸部付近に出来た事例でした。

ハムスターの筋肉は、非常に薄いので、胸部の手術は嫌だなあ・・・なんて思っていましたが、なんとこの腫瘍動くんです。腹部付近まで動いてきました。


さて、手術です。

こんな感じで保定して、麻酔をします。吸入麻酔です。

犬猫用麻酔器ですので、ハムスターの麻酔についていえば、経験がものをいいます。

摘出後、縫合した画像です。溶ける糸で縫合していますので、抜糸の必要はありません。

摘出した腫瘍がこれです。

実は、この子次の日に、自分で糸を引きちぎり、再度縫い直しました。

同じように縫合してもダメでしょうから、まずは前回と同じように縫合し、さらにその縫合糸を隠すように、ステンレスのワイヤーで上から縫合しました。

本日ワイヤーの抜糸に来院されましたが、とても綺麗になっていました。傷も綺麗でしたが、縫合糸も綺麗に自分で抜糸、ワイヤーが1本だけ残っていました。


さて、次は前回ブログにあげたハムスターの腫瘍の子が、再発しました。

非常に短期間に・・・。

飼主さんと相談の上、再度摘出手術をすることになりました。

摘出した腫瘍が、これです。

前回の腫瘍と比較してみます。

はるかに、でかいです。今回は、皮膚表面にも以上が見られたので、皮膚ごとで摘出です。


最近、犬や猫のオペより、ハムスターの腫瘍オペのほうが、多いですね。

前回も書いたと思いますが、ハムスターの体表面の出来物は、諦めないでご相談下さい。

場所によっては、摘出できますので。

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